映画「ひとくず」を観て

■ココロが揺れる時

ホテル業界の先輩の紹介で知り合った上西監督の作品です。
情報工房が20年目を迎え、出会えたのは、ご縁だなって思いました。
※どうかこの映画は、最後まで見て欲しいです。問題定義の解決のヒントが見えてくるからです。 そして、是非、続きを未来を期待しています。

■「ここにいてもいいんだよ、安全安心の居場所だよ」を作る

正直、「見てよ!」と言われたとき、見たくないと思いました。昔を思い出すから。でも、見終わった後には希望があります。
1960年代生まれ、もっともっとを目指して走り続けてきた時代には愛情を受けずに育った子は、貧乏・裕福に関係なくたくさんいました。大人は必死の パッチだったから。そして、僕も愛情の足らない子の一人でした。 愛情を受けずに育った動物は、自分以外は敵と認識します。他を信じることが出来ません。信じられないから狭い世界の快楽を求めます。判断軸は、自分の今にとって損か得か、勝つか負けかだけです。 人間は変われるのか?

ほんと、いろんなことはありましたが、私は出会う多くの人の愛情を受けました。いろんな傷を癒していただきました。なんでそこまでしてくれるんだろうと思います、疑います。でもそうじゃないと気付いたときに変わります。楽になります。

見返りの求められない行動に支えられたから、今があります。感謝しています。
会社を始める時に、社員をできるだけ多く雇おうと決めたのは、自分がされたことを人にしたいと思ったからかもしれません。

■GIVE & GIVEN(与えよ、さらば与えられん)


「私が悪いことをしていないのに、どうして私が怒られないといけないの」

「私がお金を払ってきた知識をどうして、他の人に教えないといけないの」

そう言っていた人が、周りの愛に支えられて、変わっていきます。率先してGIVEする姿を見ると嬉しくなります。

■今までの常識は非常識になる

「もっともっと」を目指し走り続けた時代は終わり、今から金銭的には働いても報われない矛盾の時代を迎えます。その環境下での「成長」「感謝」「前向き」「自由」を感じ取れる、育成のしくみと発揮できる環境をつくる。それが、時代に合わせた安心安全の居場所になるんだな、と思いました。
「何を眠たいこというてんねん!、それで飯が食えるのか?」と言われますが、大きな会社を辞め、小さな仲間の集団を作ろうと思ったのはそのチャレンジです。映画を見た後、自分の中で整理がつきました。

僕は、僕の世界で・・・ いい会社をつくります。

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