令和元年7月25日 情報工房 顧問 門部卓志が永眠いたしました。享年87歳でした
門部先生、「日本の夏」ですよ!
素敵な行ってらっしゃい!
令和元年7月25日 情報工房 顧問 門部卓志が永眠いたしました。享年87歳でした。
まことに勝手とは存じましたが、お見送りは、ご親族とともに一部の関係者のみで済ませております。
生前は、弊社のHR部に所属し、15年もの間、たくさんの社員の育成に携わりました。門部のやり遂げる強い遺志を受け継ぎ、社員一同精進していく所存です。
今後とも、故人と同様、ご指導ご鞭撻いただけますことをお願い申し上げます。
「宣伝会議で宮脇くんにコピーを教えているんだ、楽しいんだよな。」「みんながワイワイ、話をしていて、その真ん中に机があって、そこに私が座っているんだ。」「朝、情報工房に行って、復帰の挨拶しているんだ、みんな喜んでくれた。」・・・ベッドの上で、前日までその日見た夢を手帳に書き連ねていました。最後まで、厳しくて優しいコピーライターでした。
令和元年7月25日 情報工房株式会社 顧問 門部卓志 享年87歳 天に召されました。最後に、何かを伝えようと精一杯の力を振り絞り口を動かしますが、言葉になりません。でも私にはわかりました。
「みんななかよくたのしみなさい」。
25歳で学ばなきゃと通った専門学校が先生との出会い。一番厳しい先生で、講義は鉛筆の書く音しか聞こえないほどです。「学校出てからの勉強が、最も身に付くんだよ」と言ってましたね。あれから33年。何の因果か、一番出来の悪かった弟子が、最後をみとることになりました。ごめんなさい。
博報堂、西武百貨店、情報工房と生涯現役を貫きました。博報堂では、金鳥のCMをはじめとした数々の仕事を、西武では、つかしんの開発を手始めに数々の街づくりを、そして情報工房では、15年間育成に携わり、コピーライター養成講座「門部ルーム」を担っていただき門下生は、約120名。数々の言葉が社員の頭の中に刻まれています。
横たわるその傍には、「お世話になりました」の気持ちのこもった電報が35通も。遠くはオーストラリアからも。暖かい卒業生の個性あふれる文章で飾ることができました。
「素敵な行ってらっしゃい!」
宮脇 一
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